E21 観光における哲学
February 26, 2016
美瑛町の「哲学の木」が切り倒されました。
美しいものを目の前にしたとき、誰しもその近くまでにじり寄り、間近で眺め、手に触れたくなる気持ちになるのでしょうか。しかし、その気持ちを抑えることこそが、景観・自然・歴史的建造物を保護し、その後の観賞を約束する唯一の手立てになる場合もあります。「哲学」の意味の一つが「経験などから築き上げた人生観・世界観」であるならば、そのような観光における哲学を、木があらためて残していきました。
ガイドをするとき、制止するコトバも常に準備しておかなければいけません。
以下は、「哲学の木」の所有者の友人で、伐採にも立ち会った写真家の方のお話です。(asahi.comより)
「美瑛の景観は、農家の日々の営みによって守られてきた。観光客や写真家は、その営みをそっとのぞき見させてもらっているのだということを忘れないでほしい」
“Biei’s landscape has been maintained by the farmers working on the land for generations. I would ask tourists and photographers to remember that they are relying on their generosity to take a sneak look at their livelihoods.”
E22 PCのキーボードは「鍵盤」であり「将棋盤」!?
March 03, 2016
英語の教員は、語学を教授・学習するだけに文章を入力する機会が多くあります。そして、当然のことながら日本語と英語を打ち分ける必要もあります。そのため、文書作成や表計算ソフトの操作には常に迅速さが求められます。あるときは、PCのキーボードをピアノの鍵盤のようにリズミカルに滑らかにたたき、そしてまた、あるときは、将棋盤に何十手・何百手先を見通した一手を指すように、その後の入力操作を省略できる効果的な一回のキーボード操作をします。
単なるタイピングの早打ちより、ショートカットキーの活用は有効です。そして、それ以上にソフトウェアに習熟することで、何十回のキーボード操作を1回のキー入力で済ませることもできます。
今回は<基礎編>として、私が重宝していると実感するショートカットキーの例を以下に記しました。いずれ私なりの<応用編>もアップできればと思っています。
≪つづきはコチラ≫ http://ameblo.jp/evening-walker/entry-12135326957.html
E23 学校の教育力を測る公式?(仮説)
March 05, 2016
テーマ:英語教育
学校説明会(保護者会)での「スピーチ」 × 学校報の「文章」 × 入学(定期)試験問題 = 教育力
けっして断片的な知識のインプットとアウトプットだけの教育ではなく、その学校の持つアカデミックな力量(授業のレベルや生活指導の充実度など)を測るための公式です。これは仮説ですが、みなさんの経験則から検証していただけますか?(笑)
※ ちなみに上記の公式がキビしいのは、いずれの項目が0(ゼロ)であっても、教育力がゼロになってしまうところです。
E24 集めて(知的に)戦え! ~通訳案内士登録証~
申請していた「通訳案内士登録証」が届きました。想像していたよりは(運転免許証よりも)シンプルな作りですが、カード(?)がもたらすワクワク感があります。それは少年時代の名残なのでしょうか? 一説によれば、男の子のおもちゃでヒットする必須条件は、「集めて戦う」というコンセプトが入っていることだそうです。思い起こせば、カードゲームもメンコもベーゴマも集めて戦うものでした。
通訳案内士登録証という新しいカードを手に入れました。これから知的に戦いたいと思います。
ちなみに、同封されていた文書に見慣れない差出人の名前があり、知事の名前が通称だったと初めて知りました。
E25 「高校教師のための春期英語教育セミナー」に参加しました
「美味しい料理」が存在することは分かりました。それを作るためのレシピについては、時間の制約からか、あまり説明はありませんでした。しかしながら、プロの教員の一人として、勤務校で、その味を再現します!
Output だけを見て、日頃、どのような Input と Intake を励行しているか想像することは、大変ですが楽しい作業です!?
私に、それほどの余裕があるのでしょうか?(笑)
E26 単元案 ~ アクティビティーの種類と組み合わせ ~
ちょっと昔(?)に作成した単元案です。
私が平素より学び、考案してきたアクティビティー・タスクを、単元のすべてを通してとり入れることを試みた学習指導案です。あわせて、この単元指導で用いることはありませんでしたが、日常的に実践している他のアクティビティー・タスクをページの最後にまとめました。(http://media.wix.com/ugd/03d456_feb84bce315145d28066af7141b269f6.pdf)
「『図読』の方法」は、この単元の4時間目と6時間目に実施したものです。「図読」は4技能の統合、論理的な英文読解、繰り返し英文を読み込むことによる精読、プレゼンテーションなどに役立つと考えます。生徒たちは、同じ英文からさまざまな図解が行われたことで、お互いに対する興味・関心が喚起されたようでした。(http://media.wix.com/ugd/03d456_a51f7d03f41c4a49852ea6adaf1ae7d3.pdf )
E27 ICT活用の切り口は、Input, intake & Output!?
単元の導入に使用したパワーポイントのファイルを、単元の最後に「再使用・再利用」する授業案というわけで、ワンガリ・マータイさんの似顔絵をアップしました。
授業案のPDFはコチラ → http://media.wix.com/ugd/03d456_06888383a40540c48dafed39d8d91919.pdf
今回は、単にパワーポイントのファイルですが、ICT 機器を、Input, intake, Output のそれぞれの場面で、どのように有効活用できるか、知恵を絞る必要があります。
E28 やはり、これがリスニング学習方法の定石!?(自分を実験台にした結果)
僭越ながら授業でも実践し、自分自身でも励行しているリスニング学習方法について簡単にまとめてみました。
■ 大きな方針
「音」・「意味」・「文字」を頭のなかで三位一体にする(強く関連付ける)ために「音読」を繰り返します。サッカー元日本代表監督イビチャ・オシム氏は選手によく「走って、走って、走れ」と言ったそうです。同様に英語学習では、リスニング力だけでなく他の3技能も高めるためにも「声に出して、読んで、読んで、読め」ということになります。
■ 学習方法(手順)
※下記の手順は、英文の難易度によって入れ替わります。また、聴き直す回数も変わります。
1. まず、実際に、リスニング問題を解きます。(所定の回数を聴きます)
※ 教材として、問題のない英文を聴くという方法もありますが、個人的には問題付きの方が自分のリスニング力をはかれますし、聴くときに気合いも入ります。
2. 答え合わせをせずに、自分の気が済むまで、繰り返し問題文を聴いて最初の自分の答えを見直します。
3. 問題文の script を見ながら shadowing/overlapping して、自分の答えを見直します。
4. ここで、ようやく、答え合わせをします。
5. 問題文の script を見ないで repeating します。
※ 同時通訳者のトレーニングでは、たしか8秒(?)の時間差で repeating するとのこと。驚愕!
6. dictation にチャレンジします。
7. dictation した英文を script を見てチェックする前に、自分の文法力・語彙力を用いて、書き取った英文を訂正します。
※ 音声変化が大きい箇所は、聴こえた通りの英語ではない可能性が高くなります。また、そもそも音の塊として聴こえているため、分析・分解する必要があるかもしれません。いずれにしても、このような箇所を意識することが、今後、リスニング力を伸ばす糧となります。
8. 最後に、「音」・「意味」・「文字」が頭の中でしっかりリンクしたかどうかを確認しながら、音声教材のスピードを思い出しながら英文を音読してみます。
E29 どなたか製品化してくれませんか?(笑)
ちょっと昔に(?)実用新案を取得しました
~ 「音読練習用・穴埋め問題対策用学習下敷き」 ~
勤務校が知的財産教育を始め、自らも何かしらの形で知的財産権に関連する体験をしたいと考え、実用新案を出願し取得した学習用具です。
書類不備のため、一度は特許庁より司法書士の方へ相談するように勧められましたが、もともと知的財産の経験を積むことも目的の一つとしていましたので、最後まで、自ら一人で事務処理を行いました。
詳細のPDFはコチラです → http://media.wix.com/ugd/03d456_7d99706a83d7490db83eb42cdebae123.pdf
E30 超魔術も授業も公開実験ではない!?
あれほど自由自在に「超魔術」を操っているのに、昔は自分のパフォーマンスを楽しめていなかったとのこと。手順どおりにマジックという実験が行われ、予想どおりの反応をお客さんたちから引き出すことに腐心していたそうです。楽しむという感覚は長い間、忘れさられていたわけです。
教室も同じ。rapport づくりのためにも「実験」とはちがった授業を行う日々を大切にします。
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英語教育 = 英語学習
■ No. 21 - No. 30 ■
授業で使うアクティビティー、テスト作成の裏技、
英語学習者の一人として励行していること、英語教育観、等々、
これまでに考案・実践・考察してきたものを、随時、掲載しています。
※ まだまだ作成の途上ですが、お読みいただければ幸いです。
※ スマートフォンまたはiPad では、PDFファイルやイラストはページ下方に表示されるかもしれません。
何卒、ご了承ください。


